黒焼きのエピソード
私が食に関心を持ったきっかけは、娘が小さいころから喘息とアトピーで苦しみ、あちこちいろいろなところで食のことを学んでいました。
いろいろ試してはいたものの、食べ盛り・成長盛りの子供の食を変えることは大変難しく、体にいいからと美味しくもないものを食べさせ続けたり、あれがだめ、これがだめというのもストレスにつながり、どれも本気で取り組むには至っていませんでした。
それと自然食というものを食べに行って美味しいと思ったことはあまりなく、喜びのない食事で本当にいいのだろうかとも思っていました。
そんな時、マクロビ料理と野草料理を当時綾部の自宅で料理教室をしておられた若杉友子さんに出会いました。子供を治してやりたい一心の私には、若杉さんの「できるところからすればいいのよ」という一言にホッとしたものを感じたものです。
肉や魚を使わないでも料理がとてもおいしく満足のいくものであったことも、今まで出会ったものの中で一番魅力的なことでした。
そんな私がマクロビオティクと野草の料理と知恵を教わり始めて最初に試したのは黒焼きの玄米茶でした。
黒焼きの玄米を作り、家族全員で一日湯呑み1杯の玄米茶を飲み始めて、最初に驚いたのは娘の体温が1度上がり、白髪の多かった私や主人の髪の毛が黒くなり始めたことでした。
それから当時私の母は肝硬変の末期で入退院を続けていたのですが、若杉さんから玄米の黒焼きと梅干の黒焼きのすごさを教わっていましたので、なんとか母に黒焼きを食べてもらいたいと思っていました。でも「そんな変なもの食べないよ」と見向きもしなかったのです。
母に食べさせたい一心でさまざまに工夫を凝らし、当時はワカメや昆布や黒ゴマなど黒いものばかりのふりかけを作り、その中に梅干と玄米の黒焼きの粉をたっぷり入れて母に食べさせました。
何も知らずにふりかけが美味しいと母はたっぷりご飯にふりかけて食べてくれました。母は肝硬変の末期症状で腹水がたまり、まるで妊娠しているようなおなかをしていました。薬も効かずおなかに針を刺して物理的に水を抜くというつらい治療をしていたのですが、ふりかけを食べ初めて数週間でその腹水が抜けてしまいました。
これも絶対に黒焼きの効能だといえるものではありませんが、お医者様が首をかしげ、不思議がっておられたのを見ると、私にはこれしか考えられないと思うようになりました。
こうして数年がたったころ、若杉さんのご主人が進行性の第4期の肺癌になられ、手術もできなく余命2ヶ月と宣告されたことを聞きました。それを若杉さんが病院の食事は一切させず、徹底したマクロビの食養生と玄米と梅干の黒焼きで二ヶ月でレントゲンで真っ白に病んでいた癌がすっかり消えたことを聞き、非常に驚いたものです。
御自身は徹底したマクロビアンだった若杉さんが、ご主人がそういった食事を嫌われていたことを知ってから、医者に見離されたご主人から助けを求められるまで一切ご主人に強要することもなかったということにもすごい方だと思わずにはおれませんでした。
「体は立て直すことができる」そう言った強い信念と生き抜く覚悟をまざまざとみせていただいた気がします。
私もこんな若杉さんの知恵を、多くの人にお伝えしたいと自宅で料理教室を開き始めました。
そんなある日料理教室にこられた方の中にいわゆる「しゃく」と言うのでしょうか?急におなかを抱え込んで脂汗を流して苦しみ始めた人がいました。すぐに梅干の黒焼きをスプーン1杯飲んでもらったのですが、そのとき初めて話に聞いていた黒焼きの劇的効果を目の前にしました。
わずか10分ほどで脂汗んがひき、痛みも消えてその後普通に料理教室をしていかれたのです。いっしょにそのばにいた人達も目を丸くしていました。
こんなふうに私の周りでも、特に梅干の黒焼きに関しては食べてすぐに答えが出ることが多く、どうしてこんなにすばらしいものが普及しないのだろうと不思議でならなかったものです。
毒虫に刺された時も、食あたりした時も、風邪を引きかけたときも、生理痛のきついときも、ヘルペスになったときもお医者様に見てもらいはしたものの、お医者様の薬は飲まず、黒焼きだけで一週間もせずに治ってしまったこともありました。時には目を見張るような効果があったり、気がついてみたら体が変わっていたり、まさに起死回生の妙薬とはこのことと、我が家では大切な常備薬として黒焼きを離せないようになりました。
こんな起死回生の妙薬を、誰でも自宅でこしらえられるのです。らぽーむでも黒焼き煎餅を作ってはいますし、お煎餅が売れてほしいとも思いますが、それと同時にどの家庭でも自分の家で自分の家族の健康を守ることができることを知ってほしいことと、それを実践する家庭が増えてほしいと強く願っています。
黒焼きがはるか昔から多くの人の多くの病気を治してきたことがあまりに知られていません。今の経済論理で行けばお金のかからないもの、儲からないものは不要なものとして排斥してきたようです。
「食が変われば体が変わる。体が変われば心が変わる。心が変われば人生が変わる。」
この言葉は薬膳煎餅を販売するに寄せて、若杉友子さんから頂いた素晴らしい言葉です。
一人一人の人生が変われば社会が変わります。
周りを見渡し、自分一人じゃなにもできないないと、ため息をついて嘆いても致し方ありません。
ただ、だれでもできることから始めませんか?自分と自分の家族はまず、自分の手で守ることから・・・。その入り口として黒焼きを作ってみませんか?